↓タップで拡大↓

一次関数のグラフが書けることと、式の変形が出来ること。どちらも問題なければ、そう難しいことではないだろう。
グラフを描くためには、一次関数\(y=ax+b\)の形に変形すればよい。変形の方法は、通常の方程式と同じように、移行や等式の性質を使っていく。
また、\(y=ax+b\)の形にならない式もある。その場合も\(x=…\)あるいは\(y=…\)の形に変形する。よくどっちが縦でどっちが横か迷っている人がいるが、次のことを意識しておけば迷うことはなくなる。
それは、\(x=a\)という式は、\(x\)の値は常に\(a\)である、という意味だということだ。例えば\(x=2\)という式は、\(x\)の値が常に\(2\)であることを示しているし、\(y=-3\)という式は\(y\)の値が常に\(-3\)であることを示している。
それでもまだ迷った場合は、直線は2点を取れば決まる、ということを活かして2か所に点を取ればよい。例えば\(x=2\)のグラフを描こうとおもったら、\(y\)の値はなんでもいいので、\(x\)が\(2\)の点を二つ取ればいい。
\((2,0)\)と\((2,4)\)とかね。
2か所点を取れば、結ぶだけ。同様に\(y=-3\)のグラフを描こうと思ったら
\((0,-3)\)と\((3,-3)\)
のように2点を取ればいい。もっとも、これは最終手段なので、いちいち点を取らずともグラフが書けるようにしておこう。