平均値、中央値とみてきて、次に扱うのは「最頻値(さいひんち)」だ。文字通り、「最も」「頻度の高い」「値」である。
10人が10点満点のテストを受けたとしよう。ぞれぞれが
2 | 4 | 5 | 6 | 6 | 7 | 7 | 7 | 9 | 10 |
という点数だったとする。「最も多くの人が取った点数」が最頻値となる。上の結果で言えば「7点」が最頻値だ。
0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 3 | 6 | 7 | 7 |
という点数だった場合、最頻値は0である。
平均値、中央値、最頻値の求め方をそれぞれ理解していただけただろうか。少し、確認をしよう。
問:次の資料の平均値、中央値、最頻値を求めよ
3 | 4 | 4 | 5 | 7 | 9 | 10 |
平均値:(3+4+4+5+7+9+10)÷7=6
中央値:5
最頻値:4
となる。念のため、もう一問。
問:次の資料の平均値、中央値、最頻値を求めよ
5 | 6 | 9 | 6 | 3 | 1 | 5 | 6 |
分かりやすいように、小さい順に並べ替える。
1 | 3 | 5 | 5 | 6 | 6 | 6 | 9 |
平均値:(1+3+5+5+6+6+6+9)÷8=5.125
中央値:5.5
最頻値:6
となる。