準備するもの
- 木の板(ちょっと厚みがある方がいい・薄いとだんだん曲がってくる)
- ノコギリ
- 紙やすり(なくても何とかなる)
- ペイント2色(下地色と文字色・今回は黒と緑の水性塗料を用いた)
- ハケ(もしくはローラー)
- スプレーのり(普通ののりでも何とかなる)
- デザインナイフ(なければカッター)
- マスキングテープ
- 段ボールやブルーシート
- パソコン(デザインソフト)
たいていのものは家にあるかと思う、なければホームセンターや百均で揃えられる。
1.木の板に線を引き、切る
ノコギリで、木の板を作りたい看板の大きさに切る。あらかじめ鉛筆などで線を引いておかないと、切っているときに曲がっていってしまうので注意しよう。今回作った看板は小さなものだったので、万能ナイフについているノコギリで十分だった。
2.やすり掛け
切り落とした木の板全体に軽くやすり掛けする。ノコギリで切った面を滑らかにするのと、ツルツルな板だとインクが乗りにくいので、ちょっと面をザラザラにしておくといい。コーナーの4隅を切り落としてやすり掛けすれば、丸い形の看板を作ることも出来る。
*参考:丸みを帯びた看板
3.下地色をペイントする
ハケやローラーで下地色のペイントをする。(今回は黒色)丁寧に仕上げたい人は、一度色を塗ってから乾かし、再度塗る(二度塗り)するとムラなく綺麗に塗ることが出来る。もちろん、汚れてもいい段ボールなどを下に敷こう。塗り終えたら、よく乾くまで待機。
4.乾かしている間に、看板のデザインを作る
パソコンのデザインソフト(ペイントなど)で看板のデザインを作る。キャンパスのサイズを看板のサイズと同じにして、デザインしよう。印刷して切り抜くだけのための工程なので、色は白黒で作成すればよい。
なお、漢字や数字、アルファベットなど文字はなんでもいいが、後の工程で文字を切り抜く作業があるので、なるべくシンプルな文字、シンプルなデザインにした方がいい。複雑な漢字などを入れてしまうと、切り抜くときに心が折れる。
デザインを作り終えたら、紙に印刷しておく。看板のサイズが大きい場合でも、分割して印刷することで、対応できる。(実際のサイズで印刷、などの項目がある)
5.マスキングテープを貼る
下地ペイントが完全に乾いたら、マスキングテープを板全体に貼る。少し重なり合うように貼るといい。
6.スプレーのりで、印刷したデザインを板に貼る
マスキングテープの上からスプレーのりを軽く振りかけ、印刷したデザインを貼り付ける。きちんと文字が板の上に乗っているか、しっかり確認しよう。
7.マスキングテープごと文字を切り抜いていく
デザインナイフで、印刷された文字を切り抜いていく。板も文字色も黒で分かりづらくて申し訳ないが、In the Oまで切り抜き終えている。文字を切って、その部分のマスキングテープをはがしていく。この作業があるので、使う文字はなるべく簡単な文字にしたい。デザインナイフがなくてもカッターで代用できるが、細かい部分の切り抜きが難しくなってしまう。デザインナイフを一つ持っていると、いろいろな工作には便利だ。
8.紙をはがして最終確認
全ての文字を切り終えたら、紙をはがして完成系を確認しよう。文字を切り抜いた部分に、別の色のペイントが乗ることになる。Oやaなどの、中の部分のマスキングテープが欠けていると、塗りつぶしてしまうことになるので注意しよう。
9.文字色をペイントする
マスキングテープの上から、文字色のペイントを塗っていく。しっかりマスキングされていれば、切り抜いた部分以外に色が入ることはない。
塗り終えたら、乾くまで待機。
10.マスキングテープをはがして完成!
乾いたら、マスキングテープをはがしていく。はがすときもデザインナイフなどを使いながら、慎重にはがしていこう。
問題なければそのまま完成だ。屋外でも十分使える。別の看板を作った時、完成した後で表面に透明なラッカースプレーを吹きかけたことがあったが、3年ほどでラッカーにひびが入ってきたので、スプレーする必要はないと思う。
今回の作業時間は、待機時間含め合計2時間ほど。もちろん文字の量や大きさ、季節によってペイントの乾きやすさも違うので、そのあたりは考慮しよう。
(*作業日の各務原市の最高気温は38°、ペイントはすぐ乾いた)
立て掛ける以外にも、ドリルで穴をあけてチェーンを通したり、L字フックに引っ掛けたりする手もある。